SUMICHIRAL AGP, CBH, HSA
SUMICHIRAL AGP, CHB,
HSAは 不斉識別能を有するタンパク質を、粒子径5μmの
シリカゲルに固定化した光学異性体分離用カラムです。逆相系の移動相で広範囲のキラル
化合物を分離することが可能です。下表に、各固定相に結合しているタンパク質(キラル
セレクター)と主な分離対象化合物を示します。このうち、AGPは最も汎用性のある
固定相で、アミン、カルボン酸、アミド、エステル、アルコール、スルホキシド等、
広範囲の化合物の分離に適用できます。CHBは、窒素含有塩基性化合物の分離に有効で、
特に、芳香族アミノアルコール類では、AGPに比べて非常に大きな分離係数を示します。
また、HSAは、カルボキシル基を有する酸性化合物の分離に有効です。
固定相名 | キラルセレクター | 分離対象化合物 |
---|---|---|
SUMICHIRAL AGP | α1-Acid glycoprotein | 酸性、中性、塩基性の広範囲の化合物 |
SUMICHIRAL CBH | Cellobiohydrolase | 主に塩基性化合物 |
SUMICHIRAL HSA | Human serum albumin | 主に酸性化合物 |